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韓国へ視察

2020-03-27

 

コロナウィルスが日本中に拡散する前のことになりますが、

副院長と新生児相談室のスタッフが、

韓国のベビーボックスを視察へ行ってきました。

 

 

今回は、多くの報道関係者の皆さまも取材してくださり、

後日、新聞やテレビ等でも紹介していただきました。

 

 

初めに訪問したのは、社会福祉法人 愛蘭院(エランウォン)です。

愛蘭院では、外国人や未婚を含む全ての女性を対象に、妊娠初期から自立支援まで、3段階で支援を行っています。

中学校や高校まであります。

 

 

同行した埼玉県立大学の姜准教授が、説明してくださいました。

姜准教授は、日韓の児童虐待や妊娠期支援、社会的養護などを比較研究され

ており、当院にも時々、調査に来られます(^.^)

 

 

翌日、向かったのは、韓国で最初のベビーボックスを設置した、

主の愛共同体教会です。

2年前、熊本で開催したアジアヘルスプロモーション会議でも

登壇された、李ジョンラク牧師が案内してくださいました。

 

 

韓国ののベビーボックスは、温かみのある雰囲気で、当院の「ゆりかご」とはまた少し違った

印象です。

扉を開けると、スタッフが対応してくれるそうです。

 

 

預ける入れる赤ちゃんの、生年月日や名前を書くメモが置いてありました。

赤ちゃんにとって、とても重要な情報になります。

これは、早速、当院でも取り入れてみたいアイディアです。

 

 

 

赤ちゃんとお母さんをモチーフにしたバッジを、頂きました。

コロンとして、可愛らしいデザインです。

 

 

この後、養子縁組に関する相談や教育、研修、出版を行っている

「健康な養子縁組家庭支援センター」の説明も伺い、今回の韓国視察は終了しました。

 

韓国のベビーボックスの受け入れ状況や対応など、学ぶことが多く、

当院のスタッフにとっても刺激を受けた視察となりました。

韓国の皆さま、同行して頂いた報道陣の皆さま、ありがとうございました。